【風力発電用万能ハーネス】シンギングロック ウィンドマスター
風力発電所の風車点検装備においては無くてはならないハーネス(フルハーネス)。
チェコのクライミング・プロフェッショナル用品メーカー「シンギングロック」社より、風力発電点検・補修作業者向けの決定版ともいえるハーネスが誕生しました。
それが今回紹介する「シンギングロック ウィンドマスター」です。

■特徴① ラダー・コネクション・ポイント
胸部アタッチメントポイントの直下に、風車施設内の固定ハシゴにある墜落静止装置と接続するための「ラダー・コネクション・ポイント」(下図の赤いテキスタイルループ)があります。
これにより、胸部アタッチメントポイントと接続するよりも上体をハシゴから離すことができ、また万が一ユーザーが墜落した際に補助継ぎ目が引き裂かれて胸の位置まで接続部が上がり、宙吊り時に頭が上の状態を維持します。

■特徴② カバー付きウェストパッド
風車内の狭い空間で背中を押し付けながら作業する状況を想定しており、ウェストベルトは耐久性のあるグライドを備えたプラスチック製カバー付きです。

■特徴③ 背部アタッチメントポイント
アルミ合金製の背部アタッチメント付近はパッドが窪んでおり、使用しない時はアタッチメントポイントが出っ張らず、狭い場所で背中を押し付けて作業する際に邪魔になりません。

■特徴④ フックパーキングループ
フック型コネクター用のパーキングループ。作業者が墜落時にパーキングループに掛けていたフック側のランヤードが障害物などに引っかかり不安定な姿勢で宙吊りになった際、1.5 kg の小さな荷重でループが破断することで、墜落した作業者を安定した姿勢に戻します。

■特徴⑤ チェストアッセンダー取付可
別売りのカラビナとチェストアッセンダー「カムクリーン」を取り付け、ロープ登高が可能なロープアクセスハーネスとしても運用可能になります(別途小型のHMS型カラビナやトライアングル型のクイックリンクが必要です)。
風車内作業のみならず、ロープアクセスによりブレードの点検補修作業にまでご使用頂けます。
※下降器は腹部の金属製アタッチメントポイントに接続して使用します。また同じく腹部アタッチメントポイントにブランコ(ベンチシート)を取り付ければ、長時間の宙吊り作業も快適に行えます。

他メーカー品との比較
風力発電施設向けのフルハーネスは、ペツル社の「ボルトウィンド (欧州Ver./国際Ver)」が有名です。
以下は「シンギングロック ウィンドマスター」と「ボルトウィンド」の比較です。

まとめ
「シンギングロック ウィンドマスター」は、風力発電の風車で発生する点検・補修作業のすべてに対応する優秀なハーネスです。
風力発電の点検・補修作業、特にブレードの補修作業でロープアクセスを行う方に特におすすめします。