【ショップ情報⑯】誤った金額が設定されていた場合

当店の設定ミスにより、想定していた販売価格から著しく乖離した金額で商品ページを公開してしまい、その後当店側が気づいて修正をする前にお客様よりご注文が入ってしまった場合は、恐縮ですが民放95条(錯誤)を根拠にご注文を一度キャンセルさせていただきます。
なお、法律(民法)では、「売買契約」は購入者(お客様)の「申し込み」に対してショップ側が「承諾」したときに成立します。当店では、
・在庫品…お品物を確保
・取寄せ品(受注発注品含む)…お客様へ納期のご案内メール後、キャンセル期限内に連絡がなく、仕入先への発注が完了
上記の後、当店から【受注確定】のついたメールを送信したタイミングを『受注確定(注文を承諾)』とし、『売買契約成立』とさせて頂いております。
(ご注文を頂いた時点では当店側でお品物の確保や納期確認ができておらず、受注確定しておりません。)
― 余 談 ―
詐欺サイトでない通常のネットショップでも、ごくまれに通常では考えられないような金額で商品が販売されている場合があります。
それらは大抵は価格設定のミスで、例えば
・メーカー希望小売価格「25,000円」の商品を「0」を一つ付け忘れて「2,500円」と入力してしまう
・「価格」の項目にその商品の「在庫数」を設定し「8円」などとしてしまう
・別の商品の値段を入力してしまう
などの原因によって発生します。
価格設定のミスで有名なのは2003年に起きた「丸紅ダイレクト事件」で、丸紅株式会社が母体の丸紅ダイレクトというオンラインショッピング会社のECサイトで、当時198,000円で販売する予定だったデスクトップパソコンを間違って19,800円で掲載してしまい、それがインターネット掲示板で広まり買い占められた、ということがありました。
丸紅ダイレクトは当初、金額が間違いだったことを案内し返金キャンセルで対応していましたが、当時はインターネットショッピングが発展途上だったこともあり売買契約のタイミングについての明確な取り決めがなく、ショップ側のキャンセルに不満を持った注文者側からの電話やメールが殺到し、返金キャンセルではなく誤った金額19,800円で販売することとなりました。
※丸紅ダイレクトはその3か月後にサイト閉鎖となりました。