C.A.M.P. ブランド紹介 カンプ [IMAGE_CAMP]

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※画像はイメージです。販売終了モデルや試作品、日本未導入品などが含まれていることがあります。画像内の製品・技術についての問い合わせは承りかねます。

■ 詳 細

カンプ社のブランド紹介・画像集です。

 


¶ カンプ(C.A.M.P.)社 ― イタリア

 

カンプ社は1889年にイタリア・アルプスのプレマナにある小さな鍛冶屋で、ニコラ・コデガが作った錬鉄製品から始まりました。

1920年、二コラの息子のアントニオがイタリア軍のアルプス探検隊のためにピッケルを開発したことから登山の世界へと進出。アイゼン、ピトン、ナッツなどのクライミング用品の幅を広げ、メーカーとして徐々に成長を遂げていきます。

1969年、アルミ製のシャフトが付いたピッケルを初めて開発。それまでピッケルのシャフトは木製で重量がありましたが、アルミ製にしたことにより大幅な軽量化を実現しました。1987年には33グラムの超軽量カラビナを開発。登山業界において名の知れたメーカーとなりました。

1997年、登山家で登山用品メーカーでもある「カシン(cassin)」創設者のリッカルド・カシンよりcassinの商標を買収。以降、2022年まで同社の冬山向け用品は「カンプ・カシン」のブランド名で販売していくことになります。

高所作業用品は1998年ごろから開発を開始。ヘルメット、ハーネス、メカニカルデバイスなど、高所作業に必要な様々なアイテムを開発、世界80か国以上で販売しています。

「C.A.M.P.」はイタリア語で「Costruzione Articoli Montagna Premana (製造/製品群/山/プレマナ)」の頭文字から来ており、創業当初から現在までプレマナを拠点として活動しています。また2022年から採用している新しいロゴマークは、プレマナの山並みをイメージしたデザインとなっています。

同社は現在も、創業者二コラ・コレガの子孫によって経営されています。

 

 


¶ 特徴

ISO9001

カンプは、アウトドア業界でISO9001(組織が品質を管理し、顧客満足を向上させるための基準)の認証を取得した最初の企業の一つです。

これは、目標計画からユーザーサポート、市場でのトレーサビリティに至るまで、すべてのビジネスプロセスにおける厳格な要件に準拠し、エンドユーザーに対して最大限の保証を提供し、カンプがエンドユーザーの要求を完全に満たすことができることを証明しています。

 

SOSPESIプロジェクト

CAMP社とミラノ大学ビコッカ校 (健康科学部、 臨床生理学およびスポーツセンター) は、ハーネスを使用する労働者に失神が発生する可能性について、 研究プロジェクト 「SOSPESI」*で協力しました。

サスペンション症候群は、ハーネスによる宙づり状態の結果としてあらゆる個人に発生す る可能性があり、人間の生理機能で 「起立不耐性」 として知られる現象によって引き起こ されます。動きのない垂直な姿勢では、下肢・骨盤と腹部に血液が蓄積し、 心臓への静脈 還流が減少します。 静脈還流の低下が心拍出量の低下をもたらし、 結果として、脳、心臓お よび腎臓の酸素欠乏をもたらします。 この現象により宙づり後、 約30分で失神状態になり ます (40人のSOSPESIプロジェクトの実験により検証された平均値)。 要救助者が短時 間で救出されない場合、 多臓器低酸素症で死亡する可能性があります。

また、NIRS (近赤外分光法) により、心臓への血液の環流が減少するのはハーネスのレッ グループによる静脈還流の閉塞が原因ではなく、起立状態で不活動な姿勢が持続するこ とにあると検証しました。 しかしながら、 ハーネスが快適かどうかは、ユーザーに失神状態 を引き起こすトリガーとして重要な要因です。

プロジェクトの最初の段階でいくつかの変数 (宙づりの時間、 環境温度、血圧) が身動きの 取れない宙づり状態からの失神の発症に影響する可能性があることを確認した後、作業 コンディションのまま高所作業時間を長く持続できるハーネスの特性を特定しようとしま した。

受動的な宙づりテストは、2つの既存のハーネスモデル (Golden Top Evo Aluおよび Access) と、 臨床生理学およびスポーツセンターと共同で研究されたプロトタイプとで実 行され、多くの医療パラメーターを評価し、テスターが感じる快適さを分析しました。

ハーネスの選択では、次の領域で快適性を考慮する必要があります。

鼠径部(構造、ハーネスの幅、 パッド)、 腰部 (可能なサポート)、 背部 (呼吸筋の生理学的 可動域を制限しない構造) および側頸部(頸動脈への圧迫が生じない)。

この研究の結果は、CAMP社の研究開発部門が新しいハーネスを開発するのに役立ちま した。 鼠径部のレッグループの構造、 ベルトの特性、および胸部パッドの形状は、作業者の 快適性を劇的に改善するように設計されました。

 

 


¶ 製品案内

 

 


¶ 外部リンク

メーカーサイト(本国)

https://www.camp.it/d/it/it/corporate